症状が改善してからが本当の施術が始まる
＜症状が良くなってからが施術家の本分＞
私たち施術家は
患者様の症状を治すことが本分です。
ただ、その場で治れば
それで良いかというと違います。
症状が改善した後の、
さらにそこから本質的な原因を探っていき、
そして解決する。
はっきりいってその過程はとても地味です。
そしてどこに学びのポイントがあるかが
分かりづらいかもしれません。
ですが、施術家の本分である、
患者様の体の本当の原因を探って、
治していくことの大切さが詰まっています。
痛みを取るだけなら、
正直痛み止めを飲んだほうが早いです。
でも、根本から患者様の体を改善することにはなりません。
患者様も気づいていない、
奥深い問題を改善していき、
本当の意味での健康を実現するために
深掘りしていく必要があります。
では、症状を改善した後は、
どのようにさらに問題を発見していくのか？
それを探すためには、まず
「問題は治してもらいたい所から表面に現れる」
ということを理解しておくことが重要。
症状がない場合は、
「腰痛にはこのテクニックを行う」
といったことは通用しません。
問題を自分で見つけていくわけですが、
患部付近にその問題が現れないこともあります。
負担のかかっているところが様々な箇所に現れ、
そしてそれを見つけていく必要があります。
検査の本質はどこまで細分化して見れるかにかかってきます。
では、問題をどのように見つけていくのか？
それが検査能力となるわけですが・・・
この検査を細分化すればするほど、
当然能力は上がっていきます。
ただ、勘違いしないでいただきたいのは、
細かい検査をいちいち行うという事ではありません。
（いや、もちろんそれも大事なのですが・・・）
例えば、膝を曲げるという動作の中にも、
細かく見ていけば
「どのように膝が曲がっていくのか？」
という細分化した動きがあります。
例えば膝を180°～90°まで
曲げる動作の時でも
(1) 180°～90°までグイっと曲げて見ていくのか
(2) 180°、170°、160°、150°・・・・・
と曲がる途中の状態でそれぞれ違いを見ていくのか
(3) 1°単位で細かく見ていくのか、
これだけで、だいぶ違うのがわかると思います。
シンプルな動きでもこれだけ細分化すれば、
動かした時の違いなどを一目で判断する事ができます。
・座って立つ時
・仰向けで股関節を曲げる時
・立って腰をひねった時
・頚を回旋した時
そういった普段の施術の中で行う動作を、
もっと細分化して見ていく。
そういった癖を身につけていくと、
患者さまのどこに問題があるのかが、
瞬時にわかるようになってきます。
患者さんの状態を最短最速で最善に導くための
「基礎」
ここを怠ることなく
ご来店の度に毎回きっちりと検査、ヒアリングしていく。
日々の毎回の施術
主宰の国内の勉強会
又は海外にて講演会にても同様に行っています。
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